【体験談】障害者グループホームの宿直業務とは?出勤から翌朝退勤までの流れを解説

夜の住宅の玄関に灯りがともるイラスト。「僕の宿直」「一晩の流れ」の文字。

僕は現在、障害者グループホームで宿直の仕事をしています。

「宿直」という言葉を求人などで見かけても、

  • 「夜は何をしているの?」
  • 「朝までずっと起きているの?」
  • 「実際にはどんな仕事があるの?」

と、経験がなければイメージしにくい部分が多いかもしれません。

僕の勤務先の場合、宿直の勤務時間は20時から翌朝9時までです。

夜通し働き続けるわけではなく、必要な業務を済ませたあとは待機し、夜間はまとまった睡眠をとっています。

ただし、これはあくまで「僕が働いている職場」の場合です。

同じ宿直でも、勤務時間や業務内容、夜間の対応頻度、睡眠の取り方は施設によって大きく異なります。

この記事では「宿直とはこういうもの」と一般化するのではなく、僕の勤務先を一つの実例として、実際の1日の流れを紹介します。

目次

僕が働いているグループホームの概要

まず、僕の勤務条件やグループホームの環境について簡単に紹介します。

  • 運営形態:就労継続支援B型事業所が運営するグループホーム
  • 利用者数:4名(自分の身の回りのことができる方が多めですが、必要な支援は個々で異なります)
  • 勤務時間:20:00〜翌朝9:00(基本は1人勤務)
  • 夜間の状況:大きな対応が必要になることは少なく、まとまって睡眠がとれる

ここから、実際の1日のスケジュールを順番に見ていきます。

僕の勤務先での宿直の流れを示す図。20:00出勤・申し送り、22:00〜23:00就寝、6:15起床・朝食調理・清掃、9:00退勤。

【出勤前】必要に応じて買い出し

宿直の業務は、職場に着く前から始まることがあります。

出勤前、必要に応じて夕方勤務の職員に連絡を入れ、消耗品などの不足がないかを確認します。

  • 食材
  • 洗剤やトイレットペーパー
  • ティッシュなどの日用品

買い足すものがあれば、スーパーやドラッグストアに寄ってから出勤します。毎回ではありませんが、生活に必要な備品を補充するのも業務の一つです。

【20:00】出勤・申し送り

20時ごろに出勤し、まずは夕方まで勤務していた支援員から申し送りを受けます。

  • 利用者さんの体調や様子に変化はなかったか
  • 日中にあった出来事
  • 共有すべき連絡事項

これらを一通り確認し、状況を把握した上でその日の宿直業務がスタートします。

【出勤後】会計処理と翌朝の準備

申し送りが終わったら、夜のうちに済ませておく実務を進めます。

買い出しの会計処理

出勤前に買い出しをした場合は、レシートを見ながら会計処理を行います。食材費や日用品費などの費目を仕分けして記録し、立て替えたお金の精算をします。

翌朝の朝食準備

翌朝の動きをスムーズにするため、夜のうちにできる下準備を進めておきます。

  • 味噌汁を作っておく
  • 米を研いでタイマーをセットする

朝起きてからすべて準備することもできますが、夜のうちに済ませておいた方が翌朝の負担が減るため、先にできることはやっておきます。

館内の備品確認

館内を回りながら、洗剤やトイレットペーパーなどのストックを確認します。足りないものがあれば補充しておきます。

これらの作業は、僕の場合だいたい1時間ほどで終わります。

【仕事が落ち着いたら】リビングで待機(PC作業など)

業務が一通り落ち着いたら、リビングで待機時間を過ごします。

この時間帯、利用者さんはそれぞれの居室などで過ごしています。話しかけられた際は話し相手になったり、何か困りごとがあれば対応したりします。もちろん、利用者さんへの対応が最優先です。

待機時間中の過ごし方

対応が必要ない時間には、リビングで自分のパソコン作業をすることもあります。

  • ブログの執筆
  • FXの検証
  • AIの勉強

ただし、あくまで「宿直の待機時間」なので、業務や利用者対応を優先することが前提です。「自由に副業ができる」というわけではありません。

実際に作業できる時間は、業務が終わってから寝るまでの30分〜1時間ほどになることが多いです。

【22:00〜23:00】就寝

夜間の対応が少ないこともあり、22時〜23時ごろには就寝します。

宿直を始めたばかりの頃は職場の環境に慣れず、寝付きにくいこともありました。ただ、慣れてしまった現在では、朝6時過ぎまでしっかり眠ることができています。

ここは個人的にとてもありがたいと感じている部分です。

※ただし、施設によって睡眠の取り方は異なります。

宿直で生活リズムが整いやすい理由

僕の場合、宿直の日は「22〜23時に寝て、朝6時過ぎに起きる」という規則正しいサイクルになります。そのため、自宅で自由に過ごしている日よりも、かえって生活リズムが整いやすいです。

夜にしっかり眠れているため、勤務明けの翌日に長い仮眠を取る必要もなく、そのまま日中の活動に移ることができます。

【6:15〜】起床・朝食調理・清掃

朝6時過ぎに起きて、朝の業務を開始します。

朝食は6時45分ごろです。安全面への配慮から包丁などを使う調理は支援員側で行うため、僕が朝食を仕上げて提供します。

利用者が朝食を食べ終えたら、館内の清掃を進めます。

  • リビングなどの共有スペースの清掃
  • トイレ掃除
  • ゴミまとめ

利用者は8時半ごろになると、それぞれの通所先(事業所など)へ出発します。その見送りを行い、残った片付けや記録を済ませます。

【9:00】勤務終了

朝9時になったら宿直勤務は終了です。これで20時から翌朝9時までの業務が一通り終わります。

実際に宿直を続けて感じていること

数年間この仕事を続けていますが、現在の職場環境において、宿直を「大変で仕方がない」と感じることはほとんどありません。

調理や掃除、会計などの実務はありますが、業務自体に慣れたことが大きいです。

僕が特にメリットだと感じているのは以下の点です。

  • 夜間にまとまった睡眠がとれる
  • 翌日に長い仮眠を取らなくても動ける
  • 生活リズムが崩れにくい

僕自身、仕事以外にもブログやFX、AIの学習など、日中にやりたい作業がたくさんあります。そのため、「勤務中の待機時間」だけでなく、「翌日も体力を残して普通に行動できること」が非常に助かっています。

「楽だからこの仕事が好き」というよりは、生活リズムを崩さずに働けるスタイルが自分に合っているという感覚です。

朝の光が差し込む、片付いたダイニングテーブルと椅子のイラスト。

宿直の環境は施設によってまったく違う

ここまで書いた内容は、あくまで僕が勤務している事業所の一例です。

同じ「障害者グループホームの宿直」であっても、

  • 入居している利用者さんの障害特性や支援度
  • 夜間の見守りや介助の頻度
  • 勤務時間の長さ
  • 仮眠・睡眠時間のルールや環境

こういった環境が変われば、働き方や負担感もだいぶ変わると思います。

そのため、「宿直=しっかり寝られる」「宿直=自分の時間が取れる」と一括りに考えるのではなく、求人や面接の段階で実際の業務内容や夜間の体制をきちんと確認することが大切です。

まとめ

僕の勤務先における宿直の主な流れは以下の通りです。

  1. 出勤前:必要に応じて日用品を買い出し
  2. 20:00:出勤、申し送り
  3. 20:15〜:会計処理、翌朝の朝食準備、備品確認
  4. 21:15〜:リビングで待機(対応がなければPC作業など)
  5. 22:00〜23:00:就寝
  6. 6:15〜:起床、朝食調理、館内清掃
  7. 8:30〜:利用者の送り出し、片付け
  8. 9:00:退勤

夜間にまとまった睡眠がとれる環境であれば、生活リズムを大きく崩さずに働くことができます。

宿直の仕事内容は施設によって千差万別ですが、グループホームの夜の働き方を知る一つの具体例として参考にしてみてください。

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